不運なもらい事故によりサンタナが廃車になった翌週、
早くも次の車を探しに中古車店巡りを開始しました。
なんたって車なしでは生活が成り立たない田舎ですから、
すぐにでもアシを確保する必要があったのです。
さてその頃、田舎の友人達はみなこぞって古いアメ車に乗っていました。
それも70年代の『マッスル系』って奴です。
その影響もあり、『この際アメ車に乗ってみるか!』と思い立ったのですが、
友人達のような古いアメ車は故障が多く、格好は良いのですが日常のアシにはなりそうにありません。
そこで私が選んだのが当時6年落ちの
ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム
でした。
写真はイジった後の姿ですが、れっきとしたヤナセのディーラー車でドノーマルの物を購入しました。やはり車歴がちゃんとしていれば故障も少ないだろうと・・・・・。
しかしそこは当時のアメ車、やっぱり頻繁に故障しました。 でも
故障する=何かしら原因がある
部品の交換等で原因を取り除く→故障前より耐久性が上がる
そんな繰り返しがいつの間にか楽しくなって行きました。(ドM?)
保証無しの購入でしたのでお金はとてつもなくかかりましたが、独身で実家暮らしだったので何とかやって行けたんですね。
今思い出せる故障だけでも、
冷却系→サーモスタット交換 ラジエーターコア破損でラジエター交換 ラジエターホースブチ破れ白煙モーモー
点火系→イグニッションコイル不良で交換 プラグワイヤー死亡で7気筒状態
駆動系→ミッションのOリングからATFダダ漏れ→修理→再発ループ
電装系→リアハッチのモーター死亡で半開き状態 リトラクタブル開かず信号待ちで手動で開ける
足回り→キーキー、コトコト異音のオンパレード ブレーキフルードピューピュー漏れ
などなどです。 まぁ結局あまりアシにはならない車でしたね。
それでも足掛け5年。今までで一番長く乗った車ですので気に入っていたのは確かです。
車両代、修理代、ガソリン代、税金そしてカスタム代と後で冷静に考えたらとんでもない金額が消えていましたが・・・・・まぁ若かったんですね。
ちなみにカスタムしたのはセンターラインのホイール(後ろは9.5Jでハミタイ)
モンローのエアショックでケツ上げ KBDマフラー4本出し US仕様ミラー
などでしたかね。 確かホイールとタイヤだけでも当時で40万円以上したと思います。
車の為に働いていたのか・・・・・・。
そんな私でしたが30代目前の頃、ダイハツのCMの瑛太のように『エコカー乗りたい病』に取り憑かれ、このトランザムを下取りに出してなぜか当時デビューしたばかりの『マツダ・デミオ』に乗り換えるのでした。